Web アプリを使う
Web アプリは、事業主と税理士がレポートの閲覧、仕訳のレビュー、権限に応じた承認、 履歴の確認、クラウドのアクセス管理に使う画面です。税理士の記帳作業にも、 顧客ごとに作業環境を分けて自分の AI と帳簿ファイルで作業する方法を 勧めます。Web アプリはクラウド上の帳簿コピーを使うため、サインインと オンライン接続が必要です。
サインイン
アカウントはメールアドレス + パスワードで作成します。サインイン画面では次ができます。
- ログイン — メールアドレスを入力し、「次へ」を選びます。 登録済みのパスキーが使える場合は、自動でパスキー認証が始まります。 パスキーが使えない場合はパスワード入力に進みます。パスキー認証をキャンセルした場合や失敗した場合は、 再試行するか「パスワードでログイン」を選べます。 失敗が続く場合は、画面に表示された参照番号をサポートにお知らせください。 認証アプリを設定すると、パスワードでのログインには 6 桁のコードも必要です。
- (受付中なら)新規登録 — メールとパスワードを送信し、届いた確認コードで 認証。
- 「パスワードをお忘れですか」からパスワード再設定 — コードを受け取り、新しい パスワードを設定。
これらの画面の右上には言語切替(「日本語」/「English」表記)があり、
ブラウザの言語判定が違っていた場合に切り替えられます。.io サービスの
確認コード・再設定コード・招待メールは、現在 Cognito 標準の英語で届きます。
アプリは日本語と英語で利用できます。
税理士に帳簿へ招待された場合は、招待された正確なメールアドレスで登録(または ログイン)すれば、帳簿はすでにそこにあります。
CLI 認可ページもあります。iris api login を実行するとブラウザがここを開き、
コマンドラインツールを認可します。自分のメールと想定どおりのツールであることを
確認して承認してください。
iris api login --device の場合は、表示された IrisBooks の URL を自分の
スマートフォンで開きます。サインインしてリクエスト番号を入力し、アカウント・権限・
注意書きを確認してから承認してください。自分で開始したリクエストだけを承認し、
表示されるデバイス名は未確認の情報として扱ってください。パスワード・認証コード・
パスキーを VM に渡す必要はありません。承認後、VM 専用の CLI セッションが発行されます。
パスキーと認証アプリのバックアップ
アバターメニュー → 設定 → アカウントのセキュリティで、まず認証アプリを設定します。 QR を読み取るか設定キーをコピーし、コードを入力して確認してください。 認証アプリのバックアップを確保したら、自分のデバイスでパスキーを追加できます。 予備のパスキーをもう一つ登録することもできます。パスキーでのログインには デバイスの生体認証や PIN を使い、認証アプリのコードを追加で入力する必要はありません。 同じ画面で認証アプリの入れ替えやパスキーの削除ができます。
設定変更の前に求められた場合は、もう一度サインインしてください。変更後は既存の ブラウザ・CLI・API トークン・コネクターのアクセスが取り消されるため、必要な場所で 再ログイン・再接続します。変更の完了に失敗した場合は、完了を再試行するボタンを 使ってください。既存ユーザーは任意のタイミングで設定できます。パスワードを再設定しても 認証アプリの保護は解除されません。すべての認証手段を失った場合のセルフサービス復旧は 未対応です。パスキーを使い始める前に、使えるバックアップを確保してください。
帳簿が表示されないとき
帳簿がまだない場合は、AI アシスタントと iris CLI でパソコンに帳簿を作り、
このアカウントと同期する方法が表示されます。「AI に渡すメッセージをコピー」には、
このサービスのセットアップガイドの URL と、サインイン中のメールアドレスが
含まれます。パソコンで使っている AI アシスタントに貼り付けてください。
自分で手順を進める場合は、「セットアップガイドを読む」からマニュアルを開けます。
パソコンに帳簿がある場合は、そのフォルダーを AI アシスタントで開き、 同じ帳簿を接続して同期するよう頼んでください。同期後に「帳簿一覧を更新」を 選ぶと、見つかった帳簿の概要が開きます。共有された帳簿をお探しの場合は、 招待を受けたメールアドレスでサインインしているか確認してください。 上のアカウントメニューから、言語切替、ログアウトを利用できます。 その隣の歯車アイコン(設定)と言語アイコンは、スマートフォンでも上部バーに表示されます。 帳簿を同期する前でも、設定からパスキーや認証アプリを登録できます。
帳簿の作成には、AI とパソコン上のファイルで作業する方法を勧めます。 クラウドに直接作成したい場合は、「新しい帳簿を追加」も引き続き使えます。
レイアウト
サイドバーは、帳簿を横断する画面でも個別の帳簿でも使えます。
- 帳簿を横断には、集計を見るためのダッシュボードと純資産があります。
- 帳簿一覧には、各帳簿の名前と会計年度が並びます。横断画面から帳簿を開くと その帳簿の概要に移動します。別の帳簿へ切り替える場合は、仕訳帳やレポートなど 同じ種類の画面へ移り、元の帳簿のフィルターやファイル選択は引き継ぎません。 矢印は画面を切り替えずにメニューを展開します。一度に展開する帳簿は一つで、 概要・仕訳帳・アクティビティ、4種類のレポート、ファイル・勘定科目・ノート・ 年度の締め・帳簿の設定を選べます。
- 締め済みの帳簿には、締め済みとアーカイブ済みの帳簿をまとめています。 その帳簿の URL を直接開くと、グループとメニューが自動で展開されます。
- 帳簿の管理から一覧ページ、新しい帳簿を追加から作成画面を開けます。 帳簿が1冊の場合も利用できます。
上部バーには「ダッシュボード」「純資産」「帳簿の管理」「設定」「新しい帳簿を追加」 など、現在の画面名が表示されます。帳簿の中では帳簿名と会計年度が表示され、 年度は年度の締めへのリンクです。スクロールしても上部バーは表示され続け、 サイドバーやスマートフォンのメニューはその直下に表示されます。スマートフォンでは、 左上のメニューボタンから同じ操作を行えます。
右上の歯車アイコンから設定を開き、言語アイコンから日本語と英語を切り替えられます。 言語アイコンにカーソルを合わせると、切替先の言語名(「日本語」/「English」)が表示されます。 どちらも、帳簿を横断する画面、個別の帳簿、初回のセットアップ画面で使えます。
右上のアバターからは、どこにいてもアカウントメニューが開けます。 設定(後述)、言語切替、ログアウトです。言語の項目は常にもう一方の 言語名(「日本語」/「English」)で表示されるので、読めない言語の画面に なってしまっても戻り道は読める状態で残ります。配色テーマを含め、それ以外は すべて設定ページにあります。
画面ごとに URL があり、ダッシュボードは /app/、純資産は /app/networth、
帳簿の一覧は /app/books、個別の帳簿は /app/b/<book-id>/... です。
ブックマークしたり、別々のブラウザータブで開いたりできます。表示する帳簿は
URL で決まり、前に開いた帳簿には左右されません。既存のレポートのフィルターや
ファイル選択も URL に保持されます。
ダッシュボード
帳簿を横断して、純資産・連結損益・上位変動要因・未転記の仕訳を確認するホーム 画面です。帳簿が1冊でも表示します。個別の帳簿の損益フロー図と貸借対照表の 構成は、その帳簿の概要で確認できます。サイドバーで帳簿を開いても集計への 算入設定は変わりません。集計する帳簿は各レポートの設定で選びます。
帳簿横断レポートは日次の集計データを共有します。仕訳を同期した後や価格を記録した後に、 閲覧中の画面で「集計を実行」を選ぶと、その画面の入力を更新します。 ダッシュボードは損益用の入力と純資産の分析ファイルを更新します。 純資産の画面は専用の分析ファイルを更新します。 リモート MCP の純資産も同じ生成結果を使います。日付・現預金の切り替えは取得済みの ファイル上で計算し、帳簿の選択や表示通貨を変えると別の範囲で生成します。 クラウドに同期したデータだけが対象です。純資産は生成の待機中・実行中・自動再試行の 待機中も、前回成功したレポートを表示します。繰り返し実行しても同じ処理を使います。 成功・失敗の後は60秒待つと再生成でき、画面に残り時間を表示します。 更新に失敗した場合も前回の結果と警告を表示します。次の日次生成は UTC の午前0時以降、 進行中の処理と待ち時間が終わってから利用できます。
帳簿の通貨が揃っていない場合は、基軸通貨を設定してください
(iris api config set --base-currency JPY)。連結損益に換算レートが表示され、
他の通貨ごとに、使用したレートとその記録日が並びます。各レートは編集でき、
別の値を入力すると合計がその場で再計算されます。この編集は表示にのみ反映され、
保存されません。レートを残すには iris price add --unit USD --price 155 で
記録してください(純資産で保有を評価するのと同じ価格ストアです)。
レートが未記録の通貨は入力欄が空になり、その通貨の帳簿は合計に含めず個別に 表示します。レートの記録漏れが数値を静かに変えるのではなく、目に見えるように するためです。
仕訳
仕訳は取引一覧です。ここから次ができます。
- 絞り込み・検索 — 日付範囲、取引先、フリーテキスト、ステータス(記帳済 / 下書き / 締切済 …)、金額(等しい / 超 / 未満)。
- 絞り込んだ一覧を CSV にエクスポート。
- 仕訳を開いて詳細を見る — 日付、取引先、ステータス、タグ、添付された元資料 (クリックで資料へ)、借方/貸方と合計を持つ明細表、説明本文。
- 新規仕訳ボタンで作成 — 日付・取引先・明細・タグ・添付を入力して保存。
- 既存の仕訳をその場で編集・削除。削除はソフト削除です。仕訳は 削除済みビューに移り、そこから復元できます。
- 下書きを記帳 — 詳細ページのワンクリック記帳ボタンで、下書きを 記帳済みにできます(借方と貸方が一致すると押せるようになります)。下書きは、 記帳するまで各種レポートや残高に反映されません。まとめて記帳するには — 例えば リモートコネクタで作った下書きの束 — 一覧で チェックを入れて選択した仕訳を記帳を使います。
履歴と「締め後」の警告
仕訳詳細ページの履歴パネルには、そのファイルの完全な監査証跡が残ります。 put / delete / move の各操作と、実行者・日時・出所・理由です。締め後に再オープン された年度で変更された仕訳には、はっきり **「締め後」**バッジが付きます。 これは訂正・削除の履歴を仕訳単位で見るビューです。
日付が締め済み会計年度に入っている仕訳は「締切済」と表示され(一覧・
締切済フィルタ・詳細ページ)、編集・削除・記帳はできません。先に年度を
再オープンする必要があります(年度の締め画面から、または
iris reopen)。
仕訳一覧からの削除済みビューは、ソフト削除された仕訳を、誰がいつ削除したかと ともに一覧します。削除は消去ではなく記録されます。各行には復元アクションが あり、仕訳を仕訳一覧に戻せます。
レポート
4種類のレポート。それぞれ日付 / 基準日フィルタ、「残高ゼロの行を隠す」トグル、 CSV エクスポートを備えます。
- 元帳 — 科目を選ぶと、その期間の完全な元帳を表示(任意で期首残高付き)。
- 試算表 — 基準日時点の残高。借方≠貸方なら警告。
- 損益計算書 — 期間の収益・費用を小計と純利益とともに。
- 貸借対照表 — 基準日時点の資産・負債・資本。
レポートは帳簿の会計年度(config/book.yaml の fiscal_year)を、年度の初日から
今日まで表示します。今日が年度の開始前なら初日まで、終了後なら末日までです。
仕訳一覧は帳簿の年度を通年で表示するので、年度の後半に日付を入れた仕訳も見えます。
ほかの期間は日付を変えて表示してください。
レポートに載るのは記帳済みの仕訳だけです。「鮮度(freshness)」の注記が、元の 数値が最後に計算された時刻を示し、「未完了」バナーがまだ計上されていない下書きの 存在を知らせます。
勘定科目
勘定科目ページは、勘定科目表を種別(資産 / 負債 / 資本 / 収益 / 費用)ごとに 表示します。科目をクリックすると、いま作業している会計年度の今日までの元帳 (または任意の範囲)が開き、日付フィルタ適用時は期首残高も表示されます。
元資料
元資料ブラウザは、raw/ 配下すべての2ペインビューです。ファイルを選ぶと
インラインで描画されます — 画像、PDF、解析済み CSV テーブル、テキスト。
引用元パネルはその資料を参照する仕訳を表示するので、領収書から、それを計上
した仕訳へ直接ジャンプできます。この逆方向のドリルダウンは帳簿の仕訳↔証憑の
監査証跡です — 監査人はどの領収書からも、それを計上した仕訳へ(またその逆へ)
たどれます。
ノート
ノートブラウザは、notes/ 配下すべての読み取り専用 Markdown ビューアです —
作業ノート、方針、todo、AI のパースキャッシュ。パースキャッシュは、元資料ブラウザ
内の出所ドキュメントへ戻るリンクを持てます。
アクティビティ
アクティビティタイムラインは、帳簿全体の監査ログです。帳簿全体のすべての ファイル操作(put / delete / move)を、実行者・パス・操作で絞り込めます。各行を 展開すると内容の差分が見られ、以前のバージョンがあれば 復元ボタンが出ます。 締め後の変更にはバッジが付きます。これは恒久履歴を帳簿単位で見るビューです。
年度の締め
年度の締め画面には、帳簿の会計年度が表示されます — 仕訳の件数、 締め状態(未締め / 締め済み / 再開中)、誰がいつ締めたか。 期間の締めを行う場所で、操作できるのは帳簿のオーナーです。
- 年度を締める。 プレビューで、締めによってロックされるファイルと、
残っている下書きを確認できます。下書きが残っている
年度は締められません — 先に記帳・削除・日付変更で解消してください
(一覧の各下書きはその仕訳へリンクします)。締めると年度の仕訳と
config/・assets/・filings/・compiled/がロックされ、再オープンまで 変更を受け付けません。raw/とnotes/は引き続き変更できます。 - 年度を再オープンする。 修正のためにロックを解除します。再オープン中に ロック対象の変更が監査証跡に「締め後」として恒久的に記録され、画面には締め後に 修正されたファイル数が表示されます。修正が終わったら再度締めてください — 履歴パネルにすべての締めと再オープンが残ります。
プレビューと締めの前に、申告記録がクラウドの現在の記帳済み仕訳とレシピの元データから
再計算できる必要があります。仕訳の修正後に申告記録が古くなった場合や、元データが
使えない場合は、下書き一覧を表示する前にプレビューが失敗することもあります。
申告レシピを正しい入力で再実行し、iris validate で検証してから、申告記録と入力を
同期し、プレビューをやり直してください。同期が成功してもクラウドが再計算用データの
不足を報告する場合は、Discordコミュニティで相談してください。締めを繰り返しても解消しません。
締めで削除されるものはありません。年度のファイルは帳簿にそのまま残ります。
1つの帳簿は1会計年度分です。翌年度は独立した帳簿として始まります。CLI の
iris yearend で作成し、My Books に
この帳簿と並んで表示されます。アクセスできるメンバーも同じです。
同じ流れは CLI からも行えます(iris api seal、iris reopen)—
日本の税務・コンプライアンスを参照。オーナー以外の
メンバーには、同じ年度一覧が読み取り専用で表示されます。
設定 — あなたの設定と帳簿の設定
設定は「何に効くか」で2つに分かれます。右上の歯車アイコン、または アバターメニュー → 設定から開けます。
あなたの設定(アバターメニュー → 設定)には、帳簿ではなくあなた自身に 属するものが集まります。どこからでも開けます — 帳簿の外にいるときも同じです。
- パスワードの変更 — 現在のパスワードと新しいパスワードを入力します。 変更後は、ブラウザー・CLIのセッション、APIトークン、連携アプリのアクセスが 無効になります。新しいパスワードでログインし、ツールを再接続してください。
- ログイン用メールアドレス — 新しいアドレスに届く確認コードで変更を確定します。 確認が終わるまでは、現在のアドレスでログインやパスワードの再設定ができます。 ページを再読み込みした場合は「確認コードをすでに受け取っている」から続けられます。
- アカウントを閉鎖 — 取り消せない操作です。必要なデータを保存し、自分が作成した 帳簿とOwner権限を持つクラウド上の帳簿を先に削除してください。一度ログアウトし、 ログインし直してから5分以内に、メールアドレスを入力して閉鎖を確定します。 個人設定、個人の価格データ、共有帳簿へのアクセス、ログイン情報を削除します。 端末上のファイルや他の人が所有する共有帳簿は残ります。帳簿の履歴、削除済み帳簿の 保持期間、セキュリティ記録にはプライバシーポリシーが適用されます。削除が完了して いない場合は、表示された参照番号をサポートの非公開窓口にお知らせください。 閉鎖したアカウントは再開できません。
- 言語 — 画面を English と 日本語 で切り替え。
- 外観 — ライト / ダーク / システムに合わせる。
- 帳簿 — 参加しているすべての帳簿と役割の一覧。各行からその帳簿の 設定ページを開けます。
- アカウントのセキュリティ — すべての端末からサインアウトし、APIトークン、 CLIセッション、接続済みアプリ、ログイン待ちの承認を無効にします。 確認後は再ログインとツールの再接続が必要です。端末や認証情報を紛失した おそれがあるときに使ってください。
- パーソナルアクセストークン — CLI や連携用のトークンを作成。
- AI をつなぐ — リモートコネクタの URL とセットアップ手順。 外出先の AI から帳簿へ を参照。
- 接続中のアプリ — リモートコネクタ経由で接続した AI アプリの一覧。 接続解除ボタンでアクセス権を取り消せます。
帳簿の設定(帳簿の中でサイドバー → 設定)には、その帳簿に属するものが 集まります。上の帳簿一覧からも1クリックで開けます。
- 帳簿の ID と会計年度。
- 記帳承認(帳簿オーナーのみ) — オンにすると、記帳と、記帳済み仕訳の
編集・削除・下書きへの差し戻しは、この Web アプリからのみ行えます。AI
アシスタントと CLI は下書きの作成・編集を続けられますが、記帳済み仕訳に
触れる操作は拒否されます(
APPROVAL_REQUIRED)。すべての仕訳を自分の手で 確かめてから帳簿に載せたいときに使ってください。この設定を変えられるのは オーナーだけで、しかもこのページからだけです。CLI やトークンから外せないのは 意図的で、AI アシスタントが自分でこのゲートを開けられないようにしてあります。 - メール取り込み — 帳簿の受信アドレス、許可する送信者リスト、隔離メールの 一覧(「送信者を許可」ショートカット付き)。 メールで書類を取り込む を参照。
- 権限(Grants)(帳簿オーナーのみ) — 誰がどの役割でアクセスできるかを管理し、 メールで新メンバーを招待。下記参照。
- 危険な操作(帳簿オーナーのみ) — 帳簿をクラウドから削除します。下記参照。
帳簿を削除する
帳簿のオーナーは、帳簿の設定 → 危険な操作 からクラウド上の帳簿を削除できます。 削除はあえて Web 限定の操作にしてあります。ブラウザでのサインインと、帳簿名の 正確な入力が必要です。CLI コマンド・トークン・AI アシスタントからは、どの アクセスレベルでも実行できません。
削除すると、こうなります。
- 帳簿は全メンバーから即時に見えなくなります — Web アプリ、CLI、接続中の AI アプリのすべてで。
- 30 日間はサーバー上に見えない状態でデータが残り、誤操作なら期間内に Discordコミュニティで復元について相談してください。その後、仕訳・ファイル・訂正・削除の履歴を 含むサーバー上の全データが完全に消去されます。締め済みの会計年度がある 場合はダイアログが警告します。削除すれば締め済み期間の記録も監査証跡も 失われるので、残すべきものは先に書き出してください。
- ローカルコピーには一切触れません。 お使いのコンピュータ上のクローンは
すべてのファイルを保持します。そこで
iris syncを実行すると帳簿が削除された ことが報告され、ローカルで作業を続ける方法や新しいクラウド帳簿への接続方法が 案内されます。 - 帳簿の受信アドレス宛のメールは破棄され、発行済みのアップロードリンクは 無効になります。
共同作業と役割
帳簿オーナーは役割で他者にアクセスを付与します。
| 役割 | できること |
|---|---|
| Owner | メンバーと役割の管理を含むすべて。 |
| Bookkeeper | 仕訳の作成・編集。 |
| Reviewer | 読み取り専用のレビュー。 |
権限セクションからメールで招待し、役割の変更・取消はいつでも行えます。(オーナーは
CLI からも権限を管理できます — iris api grants を参照。)
これが事業主と税理士が帳簿を共有する仕組みです。オーナーが税理士を招待(または 税理士がオーナーを招待)します。両者が自分の AI と同期したファイルで作業し、 同じクラウド帳簿を共有できます。Web は閲覧・レビュー・権限に応じた承認に使い、 ファイルでの作業を補います。
パーソナルアクセストークン(PAT)
PAT はスクリプトや CLI 用の長期間有効な認証情報で、役割(viewer /
bookkeeper / full)で権限の範囲が決まります。あなたの設定(アバターメニュー →
設定)で作成すると、値が一度だけ表示されます。二度と表示されないので、その場で
コピーして IRIS_API_TOKEN に設定してください。トークンは 90 日使わないと失効
します(使うたびに延び、発行から最長 1 年)。最終使用時刻と
有効期限が表示され、いつでも即座に失効できます — この設定画面のほか、CLI の
iris api token list / iris api token revoke からも失効できます(フルアクセス
PAT でも失効可能。作成は Web のみ)。作成時にアクセスを許可する帳簿を選びます。
各帳簿でのあなたの権限が上限となり、一覧やレポートにも許可した帳簿だけが含まれます。
帳簿の作成を許可するを選ぶと、このトークンで作成した帳簿には、翌年度の帳簿も
含め、同じ操作権限でアクセスできます。他の方法で作成した帳簿は含まれません。
年度の引継ぎには Full と引継ぎ元の Owner 権限が必要です。帳簿を制限した Full
トークンで一覧・失効できるのは自分自身だけで、他のトークンは Web で管理します。
既存の制限なしトークンのアクセス範囲は変わりません。絞る場合は失効して作り直してください。
純資産
純資産は、対象帳簿の資産から負債を差し引いた額です。
グラフは資産評価額を折れ線、残存保有分の取得額を青緑色の塗りつぶしで示し、その差額も
表示します。現預金を含めると、現預金・簿価評価の資産を黄土色で積み上げ、合計を
取得額 + 現預金・簿価評価の資産と表示します。凡例・ツールチップ・日付別の表で
内訳を確認できます。現預金で資産を購入すると内訳が変わり、合計額は変わりません。
取得額は累計入金額や実現損益とは異なります。現預金・簿価資産のチェックは
グラフと合計に同じ条件を適用します。負債は純資産の合計に含み、取得額には含めません。
owner: true を付けた科目とその配下は対象外です。
設定タブで対象帳簿を選びます。各年度の帳簿は、その会計年度の期間だけ集計に
含まれます。iris yearend は完全な期首ロットと取得原価を翌年度へ引き継ぐため、
翌年度の帳簿は単独で使えます。過去の期間を見る場合は過年度の帳簿も選びます。
帳簿のない年度は空白です。年度が変わっただけでは購入や入金を加算しません。
クラウド集計はワーカー開始時に DSQL の投影を一貫したスナップショットで読み、 再試行用に入力を固定します。読み取り中の仕訳更新で新旧の情報が混ざることはありません。 その後の変更を含めるには、同期して集計を更新します。
評価にはその日までに記録した価格を使います。価格がなければ簿価を使い、不足を示します。 期首の取得原価や売却時の原価計算方法が不明な場合は取得額を空白にします。簿価の評価替えを 取得額には加算しません。グラフは週次と選択期間の末日を表示します。日付別の表で金額を確認し、 DuckDB ファイルをダウンロードして SQL やピボットで分析できます。対象はルートの記帳済み 仕訳で、名前付きの代替会計ビューは合算しません。
市場価格や為替は自動取得しません。iris price add で記録し、同期後に集計を更新して
ください。取得時の為替がある場合は取得原価に使います。数値は資産状況をつかむための目安です。
税理士向け — 日々の形
顧客ごとに作業フォルダを分け、AI がアクセスできるファイルやツールもその顧客に 限定します。その環境で AI と仕訳を作成・検証してください。フォルダ・ツール・認証情報の範囲は ファイルでの作業手順を参照してください。 Web アプリは、複数の顧客のレビューを整理するために使います。
- My Books はクライアント一覧です。各帳簿(クライアントごと・会計年度ごとに 1冊)の年度、下書き件数、最終アクティビティに加え、年度の締め列がその年度の 締め状態 — 締め済み / 再開中 / 締め可 / 「下書き N 件」 — を表示します。 年度末にはこの列がそのまま作業リストになり、各バッジからその帳簿の年度の締め 画面へ直接移動できます。
- クライアント帳簿に切り替えて仕訳をレビュー・承認し、アクティビティログで スタッフの作業を確認し、レポートを実行します。
- PAT +
iris api …による権限のある帳簿の一括処理は、顧客ごとの AI セッションとは別に実行します。 - 年度末には年度の締め画面(または CLI)で各クライアントの会計年度を 締めます — 日本の税務・コンプライアンス を参照。
クラウドの権限は帳簿ごとに付与します。1社で複数年度の帳簿を持つ場合も、 その顧客のファイルは専用の作業フォルダにまとめます。ダッシュボードの 連結損益は、初期状態ではクライアント帳簿も含め、アクセスできるすべての帳簿を 集計します。帳簿の選択欄で集計対象を選んでください。純資産は自分が所有する 帳簿だけを既定の対象とし、招待された帳簿は設定タブで追加した場合に集計します。
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